職業能力検定試験の実施

職業能力検定試験の実施

技能検定試験の実施

技能検定の概要

技能検定は、「働く人達の有する技能を一定の基準によって検定し、国として証明する国家検定制度」で、その合格者に「技能士」の称号を付与することにより技能に対する社会一般の評価を高め、そのことによって労働者の技能習得意欲の増進、労働者の技能と地位の向上、産業の発展に資するもので、職業能力開発促進法に基づき実施されています。

技能検定の実施機関

各年度の検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づき、試験問題等の作成は中央職業能力開発協会が、実際の試験の実施は各都道府県がそれぞれ行うこととされ、県の業務のうち受検申請書の受付、具体的な試験実施等の業務は、都道府県職業能力開発協会が行っています。
(注)民間の指定試験機関が実施する職種を除きます。

技能検定の等級区分

技能検定は、各職種の技能の内容に応じ、特級、1級、2級、3級に区分して行われるものと、単一等級として等級を区分しないで行われるものがあります。
等級区分 試験の程度(職業訓練歴や学歴により、実務経験年数が必要とされます。)
特級 管理者または監督者が通常有すべき技能及び知識の程度
1級 上級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度
単一等級 上級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度
2級 中級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度
3級 初級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度
※外国からの技能実習生を対象とした技能検定の等級区分
等級区分 試験の程度
随時2級 中級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度(入国から5年目技能実習3号終了予定者)
随時3級 初級技能者が通常有すべき技能及び知識の程度(入国から3年目技能実習2号終了予定者)
基礎級 基礎的な技能の程度(入国から6カ月以上経過した技能実習1号終了予定者)

技能検定の合格者

技能検定の合格者には、厚生労働大臣名(特級、1級、単一等級)又は福岡県知事名(2級、3級、基礎級)の合格証書が交付され、技能士と称することができます。
また、技能検定合格者には、他の国家試験の受験や資格取得に関して特典が認められる場合があります。
(注)民間の指定試験機関が実施する職種を除きます。
技能検定試験(前期・後期試験)詳細はこちら
技能検定試験(外国人技能実習生対象)詳細はこちら

コンピュータサービス技能評価試験の実施

コンピュータサービス技能評価試験は、教育訓練施設、事業所等において、コンピュータを活用した各種のサービスを行う人々の能力を評価し、技能習得意欲を増進させるとともに、社会的・経済的地位の向上を図ることを目的として行う試験であり、中央職業能力開発協会と密接な連携のもと次のとおり実施しています。合格者には、部門名称を付した「技士」の称号が付与されます。

試験実施部門(等級区分)

  • ワープロ部門(1・2・3級)
  • 表計算部門(1・2・3級)
  • 情報セキュリティ部門(単一級)

受験資格

特に制限はありません。どなたでも受験することができます。
都道府県職業能力開発協会又は認定施設で受付しています。
コンピュータサービス技能評価試験 詳細はこちら

ビジネス・キャリア検定試験の実施

ビジネス・キャリア検定試験は、国が定める職業能力評価基準に準じて事務系職種の幅広い分野をカバーする、唯一の包括的な職業能力検定試験であり、中央職業能力開発協会と密接な連携のもと次のとおり実施しています。

試験分野

8つの分野 43試験

  • 人事・人材開発・労務管理
  • 経理・財務管理
  • 営業・マーケティング
  • 生産管理
  • 企業法務・総務
  • ロジスティクス
  • 経営情報システム
  • 経営戦略

等級区分

等級 受験対象者として想定される方
1級 実務経験10年以上(部門長、ディレクター相当職を目指す方)
2級 実務経験5年程度(課長、マネージャー相当職を目指す方)
3級 実務経験3年程度(係長、リーダー相当職を目指す方)
BASIC級 学生、就職希望者、内定者、入社して間もない方
ビジネス・キャリア検定試験 詳細はこちら